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レザー(原皮)のロールが積まれたRUBATO&Co.(ルバートアンドコー)レザー工房の風景

栃木レザーとは?日本が誇る本革の魅力と他レザーとの違いを解説

いま、改めて「本物のレザー」を選ぶということ

モノの消費サイクルが早い今の時代に、あえて「長く使えるモノ」を選ぶ人が増えています。
その中で注目されているのが、日本の職人技が息づく国産レザーです。

中でも「栃木レザー」は、世界でも高く評価されるブランド革。
手にしたときの確かな質感や、使うほどに深まる艶には、“生きている素材”ならではの魅力があります。

この記事では、栃木レザーの特徴や魅力、そして他の国産レザーとの違いをわかりやすく紹介します。
最後に、RUBATO&Co.がなぜ栃木レザーを選び続けているのかもお伝えします。

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栃木レザーとは?──日本が誇る職人技の結晶

「栃木レザー株式会社」は、1937年創業の老舗タンナー(革のなめし業者)です。
国内でも数少ない、植物タンニンなめしに特化した専門工場として知られています。

植物タンニンとは、樹木の皮などから抽出した天然成分。
化学薬品を使わず、時間をかけて革をなめす伝統的な方法です。

手間もコストもかかりますが、その分だけ丈夫でしなやか。手に吸いつくように馴染む革が生まれます。

革一枚一枚に製造番号が付けられるほどの丁寧な品質管理。
この誠実なものづくりこそが、「世界に誇るメイド・イン・ジャパン」と呼ばれる理由です。

栃木レザーの魅力とメリット

1. 強く、長持ちする“芯のある革”

植物タンニンなめしの革は繊維がしっかり詰まっており、長く使っても型崩れしにくいのが特徴です。
使い始めはやや硬くても、手の温度や時間とともに柔らかく馴染み、色艶が深まっていきます。
10年、20年と寄り添える革。その確かさが、多くの愛用者を惹きつけています。

2. 一枚ごとに異なる“生きた表情”

栃木レザーには、牛が生きていた証としてシワや血筋の跡が残っています。
それは“傷”ではなく、そのまま“個性”。
同じものがひとつとしてないからこそ、手にした人の暮らしの中で完成していく革です。

3. 経年変化の美しさ

使いはじめはマットで控えめな質感ですが、使うほどに艶を帯び、色が深まっていきます。光のあたり方や手の触れ方で、表情が少しずつ変わっていくのも魅力です。
買った瞬間が完成ではなく、日々の使い方がデザインの一部になる素材といえます。

4. 環境にも、人にもやさしい製法

植物タンニンなめしは、環境に配慮したサステナブルな製法です。
化学薬品を使わず、廃液処理も丁寧に行うことで、自然にも人の手にもやさしい革に仕上がります。
「長く使えるものを、誠実につくる」という姿勢そのものが、栃木レザーの価値を支えています。

 

他の国産レザーとの違い

日本には栃木レザー以外にも、優れた革があります。
それぞれに個性があり、用途によって最適な素材が異なります。

レザー名 特徴 向いている製品
栃木レザー 植物タンニンなめし。堅牢で経年変化が美しい。 財布・バッグ・ベルトなど、永く使う製品。
姫路レザー クロムなめし中心。発色が良く、柔らかい手触り。 ファッション小物・衣類など、軽やかな用途。
オイルレザー オイルを多く含ませたしっとり質感。 靴やグローブなど、柔軟性重視の製品。

 

つまり栃木レザーは、時間をかけて育てたいモノに向いている素材です。
特に財布やベルトなど、毎日手に触れるものに選ばれています。

栃木レザーを長く愛用するために(手入れ・保管のコツ)

栃木レザーは非常に丈夫ですが、適切なケアを施すことで、より美しく経年変化していきます。ここでは、本革を長く愛用するための基本的な知識をご紹介します。

1. 日常的なお手入れ

普段は、乾いた柔らかい布や、馬毛ブラシなどで優しく乾拭きするだけで十分です。手の脂や摩擦が自然な艶を生み、革が持つ栄養分を表面に馴染ませてくれます。

2. 乾燥が気になるとき

革は人肌と同じで、使っているだけで乾燥が進みますので、数ヶ月に一度、保湿ケアをするのがおすすめです。

一般的な保革クリームやオイルは、ヨーロッパをはじめとするの湿度の低い土地での使用を前提としていることが多いため、湿度の高い日本ではカビの原因になってしまうこともあります。
そのため、RUBATO&Co.では鉱物資源由来の「保護クリーム(ワセリン)」での保湿をお勧めしています。

3. 水濡れの対処法

もし雨などで濡れてしまった場合は、すぐに乾いた布で水気を拭き取り、形を整えてから風通しの良い日陰で自然乾燥させてください。
ドライヤーや直射日光での急激な乾燥は、革のひび割れや変形の原因となるため厳禁です。

RUBATO&Co.が栃木レザーを選ぶ理由

“革は生き物である”という考え方

RUBATO&Co.が大切にしているのは、素材への敬意です。

ブランドが大切にしている「革は生き物である」という言葉の通り、命をいただいてものを作ることへの感謝を忘れません。
その想いを形にするために選んだのが、時間をかけて丁寧に職人の手で加工が行われる栃木レザーという素材でした。

RUBATO&Co.では、長財布を永くご愛用いただくことにこだわり、最適な硬さ、色、厚みをタンナーにオーダーして製作したオリジナル栃木レザーを使用しています。

職人の手仕事で仕立てる、完全ハンドメイド

革の表情を活かすため、縫製から仕上げまで一人の職人が丁寧に仕立てます。

一針ごとの正確さ、縁の仕上げの滑らかさ。
細部まで手をかけることで、永く使える美しさが生まれます。

RUBATO&Co.が大切にしているのは「効率よりも、丁寧さ」。
その姿勢が、ブランドを支える根っこの部分です。

“時を、遊ぶ。”という哲学

RUBATO&Co.が掲げるテーマは、“時を、遊ぶ。”
それは「その人らしい自由さ」を愛するとともに、「変化を恐れず、時間とともに楽しむ」ということでもあります。

革も人も、日々を重ねて変わっていく。
その変化を受け入れ、味わうことこそが、RUBATO&Co.の考える豊かさです。

永く愛せる革を選ぶということ

革製品の魅力は、「完璧ではない美しさ」にあります。

小さなシワもムラも、使う人の手の跡として味わいに変わっていく。
それはまるで、人生の表情のようです。

栃木レザーを選ぶということは、「共に時間を過ごすもの」を選ぶということ。
手にした瞬間から始まる、自分と革の物語。
RUBATO&Co.の製品が、あなたの暮らしの中で静かに息づく一点になりますように。

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